東京八王子ボーカル教室「ESRヴォーカルスクール」によく寄せられるご質問に対する回答をまとめました。
初めて音楽教室・ヴォーカル教室に通われるという方はもちろん、現在他の音楽教室・ヴォーカル教室に通われていて、当スクールに興味を持たれた方、レッスン内容にご不明な点がある方など、なんでもお気軽にお問い合わせください。
日頃、喉のケアのためにどんな事を心がけていれば良いかまとめてみました。ぜひ参考にしてくださいね。
●食べ物、飲み物
・喉の筋肉を鍛えるためにタンパク質を摂る。
・のど飴を舐める(マヌカハチミツ、カンロのボイスケアのど飴がオススメ)
・喉には適度な油分が必要なのでオリーブオイルを舐める。
・烏龍茶、コーヒー、紅茶などカフェインの含まれた飲み物は喉の油分を除去するので歌う時は避ける。
・辛いものを避ける。
・胃が疲れていると腹筋が効かなくなるので食べ過ぎに注意する。
・熱すぎたり冷た過ぎるものを摂らない。
・歌はものすごくカロリーを消費するので空腹のまま歌わない。
・歌う前に満腹にすると苦しくなってくるので腹七分目にする。
・外食、ジャンクフードを避ける。
・お酒やタバコは一概に悪いとは言えません。
酒とタバコを止めると喉の調子が悪くなる歌手もいるので個人差があります。
ちなみに私は酒もタバコも「女遊び」もしません。まじめか!笑
●運動
・喉周りの筋肉や首をストレッチしたりマッサージしてほぐしておく。
・アゴの下を揉んで唾液を出しておく。
・首や肩のコリを緩和しておく。
・ウォーキング、ランニング、スクワットをして足腰と体感を鍛える。
・股関節を柔らかくする。
●習慣
・風邪をひかない事。
・急に歌わない事。ウォームアップ、ウォームダウンを心がける
・ストレスを溜めない。
・よく寝る。
・夜更かしをしない。
・口呼吸に注意する。
・たくさん笑う。
・鼻歌で練習する。
●環境
・乾燥に注意する。
・気温差に注意する。
・マスクをする。
歌声が前に出ない、話しててもよく聞き返される、という人は声帯の閉鎖筋が弱く息がかすれてしまうために声の明瞭さがなくなっている可能性があります。その場合はエッジヴォイスというエクササイズで声帯の閉鎖筋を鍛える事で改善が期待出来ます。もう一つは舌が短かったり硬かったりする事も原因として考えらます。その場合はタングトリルというエクササイズをお勧めします。
音痴だったり音程がわからない、といった人は自分の音が低いのか高いのかですら認識できない状態にあるようです。
そういった人のために私は自分の音程を視覚的に確認できるシステムを使ってレッスンします。
これによって自分の音が低いのか高いのかがハッキリと認識できるようになってきますので時間は個人差もありますが音痴改善が期待できます。
歌を仕事にするためには自分の歌を売れる商品にしなければなりません。歌という商品が売れなければプロにはなれません。
あなたが物を買う時に何を思って買いますか?その商品が好きだから。その作品に感動したから。その商品が可愛いから。
そしてそれを手に入れた時嬉しいと感じますよね。
それとまったく同じ事です。
自分の歌をお金を払って聴きに来てくれるお客さんがいないとプロとは言えません。
ではどうやったら自分の歌を買ってくれるようになるでしょうか。
それは感動を与えられるかどうかという事です。
それには死にもの狂いの練習と努力も必要ですし、熱心にレッスンに通う事も大切ですね。
「先生、腹式呼吸しながら発声が上手くできません。どうしたらいいですか?」
とか
「腹式呼吸が難しいです」
という相談が本当に多いんです。
腹式呼吸が難しい、あるいは腹式呼吸しながら発声が難しい人は無理に腹式呼吸しなくて大丈夫ですよ。
腹式呼吸ができるようになったからと言って歌唱力がアップする訳ではありません。
腹式呼吸ばかり意識しすぎて発声がおろそかになるのであれば腹式呼吸は切り捨ててくださいね。
腹式呼吸はあくまで緊張を取り除いてリラックスするためのものですね。
歌う前と後に1分くらい腹式呼吸をしてリラックスしてきたらあとは自然に呼吸してください。
歌っていて声が小さい人がいますよね。
そういう人は普段の会話も小さいのか大きいのかです。
普段の会話は普通に大きな声を出せるのに歌となると小さくなってしまうのは心理的なものが原因ですよ。
私のレッスンで声量をアップさせるエクササイズとしてよくやっているのが100メートルくらい遠くの人を
「おーい!」と呼ぶイメージトレーニングから入っていきますね。
これをやると大抵の人は大きな声がすぐに出せるようになってきます。
それをそのまんま歌に移行していく練習をしていきます。
あとは「エッジヴォイス」「共鳴発声」「シンデレラステップ」(全音楽譜出版「ハイトーン自由自在」KANNA著)
のエクササイズも効果がありますよ。